2022年04月06日 16:04

日榮新化は、東洋紡、シオノギファーマ、トッパンインフォメディア、三井物産ケミカルと資源循環プロジェクトに関する共同開発契約を締結した。
商品にラベルを貼り付ける製造工程において剥がされているラベル台紙の使用量は、国内の製造業全体で月間1.16億平方メートルに上る。そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されている。資源循環プロジェクトは、これらのラベル台紙を再生PET製フィルム(リサイクル専用セパレーター)に置き換え、使用後に回収。マテリアルリサイクルを行うことで、同じリサイクル専用セパレーターに再生し、ラベル台紙の廃棄をゼロにする、環境に配慮した取り組みとなっている。
利用者に変えてもらうものは、「ラベル台紙」だけと、資源循環プロジェクトへの参画する条件は非常にシンプル。リサイクル専用セパレーターは、従来のラベル台紙と同じように使える設計で、抜き加工テスト、ラベラーテストなども実証済み。コスト面でも、同社比で従来品と同等の価格を実現。そのため、既存ビジネスに「環境配慮」という価値を、そのままプラスすることができる。
同社では、資源循環プロジェクトを通して、ラベル台紙の循環型水平リサイクルに取組み、サーキュラーエコノミーを実践していく。また、プロジェクトへの参画の輪を広げることで、「ラベル台紙はリサイクルが当たり前の世の中」の実現を目指す。資源循環プロジェクトについて詳しくはこちら。