2022年03月31日 19:00

小田急電鉄は、4月1日~2027年9月30日、特急ロマンスカー全26編成の走行によるCO2排出量を実質ゼロにした「ゼロカーボン ロマンスカー」として、小田急線と箱根登山線内を運行する。

同社グループでは、美しい地球環境と優しい社会を未来の世代に引き継ぐことを使命とし、事業活動を通じてCO2排出量削減や資源循環、自然資源の保全・活用などの環境課題に積極的に取り組んでいる。今回はC&T制度を活用し、小田急百貨店新宿店本館ビルをはじめとする7拠点での排出量削減努力により創出したCO2超過削減量43千t-CO2を、将来のロマンスカー走行によるCO2排出量とオフセットする。

同社では、昨年9月、2050年に同社グループのCO2排出量実質ゼロを実現するため「小田急 グループ カーボンニュートラル2050」を策定。10月から本年2月まで特急ロマンスカー・VSEをゼロカーボンロマンスカーとして運行した(再生可能エネルギー由来の電力を使用)。

今般、C&T制度を活用して、同社グループのフラッグシップトレインであるロマンスカー全車両のCO2排出量を実質ゼロとすることで、目標達成に向けたグループの取り組みを一層推進する。また、この取り組みを広く告知するため、「ゼロカーボン ロマンスカー」として運行する期間は、車内に専用ロゴを、駅などにポスターを掲出。より環境に配慮した移動手段として、乗客に選ばれるようにする。