2022年03月31日 15:27

社会福祉法人生活クラブ(生活クラブ風の村)では、このたび、福祉農園「農仲舎八街(のうちゅうしゃやちまた)」を立ち上げた。これは、後継者不足に悩む農家と働きづらさを抱えた人たちをつなぐ、新しい形の就労支援B型事業所。耕作放棄地×障がい者就労支援を実現する、ソーラーシェアリング×ユニバーサル就労の未来型福祉農園で、地元の人との憩いの場となる交流スペースを併設している。

後継者不足が深刻な農業は、耕作放棄地の増加・農産物の自給率低下・産地の崩壊と様々な問題を起こしている。一方で、日本には様々な理由で働きづらい、外に出られない等悩みを持った人々が約2000万人ほどいると言われている。中でも、対人関係が苦手で一般就労ができないとか、引きこもりになってしまうというケースは多い。

対人関係が苦手だったり、引きこもり等精神的に悩みを抱えている人は、外作業をすることでその悩みを軽減できる場合がある。そして、農業への参加をすることで、後継者不足の農業の働き手になることができる。このことを形にしたのが今回開設する、障がい者就労継続支援B型事業所「生活クラブ風の村 農仲舎八街」。

現在、利用者を募集中。利用者は、ソーラー発電装置の下での野菜やイチゴの栽培、ビニールハウスでの小松菜の周年栽培、農場での収穫物の出荷作業などを担う。農仲舎八街では、一人ひとりの希望や能力に合わせて作業内容を考えていくので、初めての人でも安心して働ける。詳しくはこちら