2022年03月28日 09:08

近畿大学とインキュベイトファンドは、起業やイノベーション創出、社会問題解決などに挑戦できる人材の養成や学術振興、世界ならびに地域社会の発展や産業振興への寄与を目的として、3月25日、包括連携協定を締結した。

近畿大学は、2023年4月に、アントレプレナーシップを持つ人材養成を目的として、大学院に新たな修士課程「実学社会起業イノベーション学位プログラム」の設置を構想中だ。社長の出身大学ランキングにおいて西日本1位である近畿大学では、これまでも積極的に起業家の育成を推進してきたが、同プログラムの開設を機に、起業家育成、アントレプレナーシップを持つ人材養成の取り組みを一層強化する。

一方、インキュベイトファンドは、2010年の創業以来、総額850億円以上の資金を運用し、関連ファンドを通じて、520社以上のスタートアップへの投資活動を行うなど、創業前後のシードステージに特化したベンチャーキャピタルとして国内最大規模の実績を有する。また、より創業期に近い起業家との接点としてシードアクセラレーションプログラム「Incubate Camp」を運営している。

今回の協定では、近畿大学大学院「実学社会起業イノベーション学位プログラム」を中心とするアントレプレナーシップの人材養成ならびに大学発ベンチャー・エコシステムの形成と、それらの持続的発展に向けて、組織的な連携強化を図る。これにより、投資家目線の指導で大学院生を中心とするスタートアップを直接的に支援するとともに、将来の有望企業の早期発掘を目指す。

近畿大学 / インキュベイトファンド