2022年03月18日 09:49

三浦工業は、「水素燃料貫流蒸気ボイラ(SI-2000-H2)」が、日本エネルギー学会主催「2021年度日本エネルギー学会 進歩賞(技術部門)」を受賞し、過去の受賞を含めて三冠を達成した。

日本エネルギー学会は、産官学等の連携のもと、「エネルギーに関する科学及び技術の進歩発展を図り、もって我が国の産学の発展及び国民生活の向上に貢献する」ことを目的に、「エネルギーに関わる研究成果、事業成果、業績の発信」、「エネルギーに関わる最新情報の発信」、「エネルギーに関わる教育」に重点を置いて活動している。その中でも、エネルギーに関する技術分野において顕著な成果を生み出した個人あるいは団体に、日本エネルギー学会・進歩賞(技術部門)の表彰を行っている。

水素は燃焼時の生成物が水のみであることから、CO2排出ゼロのクリーンエネルギーとして注目されている。2050年の温暖化ガス排出量実質ゼロを目指す脱炭素社会の実現に向けて、水素は重要なエネルギーと位置付けられており、様々な分野での水素利活用が期待されている。同社ではその一翼を担う機器として、広く熱源として利用されている貫流ボイラでの水素利用について開発を行い、2017年1月に日本で初めて100%水素燃焼が可能な「水素燃料貫流蒸気ボイラ(SI-2000-H2)」を商品化した。また、同製品は東京都の「低NOx・低CO2小規模燃焼機器」認定を受けたSI-2000AS-H2A型機のベース機種となっている。

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