2022年03月17日 10:02

鈴与商事、フジドリームエアラインズ(FDA)及びユーグレナは、定期旅客運送を行うエアラインとして初めて、ユーグレナ社の製造・販売するバイオジェット燃料(SAF)「サステオ」を使用し、チャーター運航を実施した。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが推進される中、鈴与グループで定期航空運送を担うFDAと、航空燃料の調達・供給を担う鈴与商事は、脱炭素社会・持続可能な社会の実現に向けた取り組みとして、3月16日に、FDAのジェット旅客機エンブラエルERJ175にユーグレナ社SAFを給油し、富士山静岡空港~県営名古屋空港(小牧)間にてチャーター運航を実施した。
鈴与グループは、これまで脱炭素社会実現に向けた取り組みとして、ユーグレナ社の次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を導入しており、2021年7月に鈴与商事において自社の宅配水配送車両へ、2021年9月に鈴与グループで国内輸送事業を担う鈴与カーゴネットにおいて異業種メーカー間で共同運行する車両へ軽油代替として給油し、トライアル運行を実施してきた。今回のSAFの給油に使用した車両についても、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を使用している。「サステオ」を次世代バイオディーゼル燃料及びSAFの両方で使用する事例は、鈴与グループが初めてとなる。今回の取り組みにより得られた、地方空港におけるバイオジェット燃料の調達・供給・品質管理に関する知見をもとに、今後の本格的なバイオジェット燃料の導入に向け、検討を継続していく。
鈴与商事 / フジドリームエアラインズ / ユーグレナ