2022年03月16日 19:55

株式会社「大倉」は、豪雪地域における安全・安心な地域づくりに貢献するため、炭素系新素材「HESTA(へスタ)グラフェン」を活用した融雪システムの開発に取り組んできた。
2010年のノーベル物理学賞の受賞対象にもなった素材「グラフェン」は、ダイヤモンド並みの硬さで鋼鉄の200倍もの強度があり、しかも伸縮性もあって曲げ延ばしも可能。熱伝導率は銅の10倍程度といわれている。同社では、2019年から北海道の美唄市、岩見沢市、栗山町での実証実験を重ねてきたが、自社開発の自動制御システムや専用アプリを活用することで、ランニングコストの4割削減に成功。この度HESTA融雪システムの販売を開始した。
本システムを活用することで、雪下ろしや除雪の労力を軽減することができる。そのひとつが、屋根融雪「HESTA ROOF HEATER(へスタ ルーフ ヒーター)」。屋根融雪で大切なことは、「屋根にたまった雪を落とさずに溶かす」こと。「HESTA ROOF HEATER」なら、落下した雪の除去をするという二次労働がなくなり、危険な高所作業もゼロにできる。
また、大倉独自の自動制御装置や各種センサー類による監視系体(無人化)にて、安全・安心・省エネルギー化を実現。床暖房としての使用、風呂場の脱衣所への敷設により、ヒートショック防止にも繋がる。大倉では、今後も雪国に住む人々が期待する安全・安心・省エネルギー化の実現に貢献していく。詳しくはこちら。