2022年03月15日 10:04

日本旅行とインターステラテクノロジズは、観光および教育に関連した新規事業を共創するにあたってパートナーシップ協定を締結した。
インターステラテクノロジズは、打上げ事業化が進む観測ロケット「MOMO」と、2023年度の初号機打上げを目指している超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」を開発・製造するスタートアップ企業。「みんなのロケット」という価値観を重視し、オープンなロケット開発を志向している。また、国内のロケット会社では唯一、設計・製造・試験・打上げ運用までをすべて自社で一気通貫している点も特徴だ。
日本旅行は、専門部署により宇宙を利活用した事業の推進を進めている。宇宙開発にまつわる観光事業のほか、宇宙を通した学びで探究体験を提供する学校向けのプログラム「ミライ塾」は2020年の発売開始から多くの反響がある。観光と教育それぞれの分野でさまざまな企業との共創により旅行会社という概念にとらわれない試みで、顧客への新たな価値を提供していくことを目指している。
両社は2018年に宇宙開発(ロケット打上げ)に関連した旅行商品やイベントの企画実施などの相互協力による協業を実現していたが、今回、両社の特徴や強みを活かしたさらなる事業展開を図ることを目的に、宇宙開発の現場を間近で見ることができるコンテンツをはじめ、インターステラテクノロジズのロケット工場・射場などを活用した観光事業、教育関連事業、地方創生関連事業を共創し、北海道大樹町および商業宇宙港「北海道スペースポート」への誘客を促すパートナーシップを締結することに合意した。