2022年03月01日 09:45

味の素は、環境省が主催する第3回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」の環境サステナブル企業部門において金賞を受賞し、2月28日に表彰式が行われた。
環境省では、ESG金融または環境・社会事業に積極的に取り組み、インパクトを与えた機関投資家、金融機関、仲介業者、企業等について、その先進的取り組み等を表彰し、広く社会で共有し、ESG金融の普及・拡大につなげることを目的として、環境大臣が表彰する「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」を2019年度から実施している。その一部門である環境サステナブル企業部門は、「環境関連の重要な機会とリスク」を「企業価値」向上に向け経営戦略に取り込み、企業価値にもつなげつつ環境への正の効果を生み出している環境サステナブル企業の具体的な実例を投資家、企業に示すために表彰するもの。同社は2019年度、2020年度ともに環境サステナブル企業部門において銅賞を受賞しており、今回初めて環境大臣賞である金賞を受賞した。
今回の受賞理由は、「事業活動がもたらすアウトカムをポジティブインパクトと回避すべきネガティブインパクトを対置する形で示し、これに向けた価値創造モデルを提示するアプローチは、食品産業の成長戦略の見せ方として秀逸である。これを具体化すべく展開される、強靱で持続可能なフードシステムの構築に向けた数多くのレベルの高い取り組みに加え、トップのリーダーシップの下、実効性あるサステナビリティガバナンス体制が構築されている点は、会社の際立った特徴として高く評価できる」(審査事務局発表の受賞理由より抜粋)。