2022年02月28日 19:32

kitafuku(キタフク)は、ギフトボックスやダンボールに利用できる新素材「クラフトビールカード」を開発、2月28日より正式に販売開始する。本製品は、クラフトビール醸造過程で廃棄となるモルト粕を活用したクラフト紙「クラフトビールペーパー」の新製品。
同社は昨年6月に「クラフトビールペーパー」を販売開始。その後、厚みのある紙や配送に使えるダンボールの要望が多く寄せられ、新しい紙質のペーパー開発が始まった。従来のクラフトビールペーパーよりも厚みや強度を増したカード紙が製造できたことで、ギフトボックスや配送用のダンボールとして活用できる紙製品の加工が可能になった。
ギフトボックスは先行して、「NUMBER NINE BREWERY(ナンバーナインブリュワリー)」のクラウドファンディングにてリターン発送に活用された。手持ち部分がついた缶ビール6本が入る仕切り付ギフトボックスで、持ち手の折り方を変えることで配送用ボックスにもなる2way仕様。その他、店頭で缶や瓶のラベルが見えた状態で展示販売できる手提げボックスや、缶24本が入る配達用ダンボールなど、要望に合わせて順次製造開発を進めている。
今後、クラフトビールボックスに使われる、クラフトビールカード追加生産時期も決定しており、これまでより多くのモルト粕(500~700kg程度)を再利用予定。モルト粕を工場へ運ぶ過程での品質担保、運搬の環境コストを考え、脱水・乾燥の実現を目指す。詳細は専用サイトへ。