2022年02月24日 16:05

総合転職エージェントのワークポートは、全国の現役ビジネスパーソン470人(20代~40代・男女)に、「キャリア志向」についてのアンケート調査を行った。
まず、今回の調査対象者に、コロナ禍以前と比べて自身のキャリアについて考える機会は増えたか聞いたところ、「増えた」と回答した人が74.0%に及ぶ結果となった。さらに、自身のキャリアについてどう感じているか尋ねた。その結果、「とても不安」と答えた人が36.2%、「やや不安」と答えた人が46.2%となり、82.4%もの人が自身のキャリア形成について不安を抱えていることがわかった。
理由としては、おもに「会社の将来性や雇用が継続されるかどうかについての不安」。またそこから派生して「今後安定した収入を得られるかどうか」など、現在の勤務先で会社員としてキャリアを積むうえでの不安を挙げる人が大多数だった。
次に、対象者にゼネラリスト(管理職)とスペシャリスト(専門職、技術職)のどちらのポジションでキャリアを積んでいきたいかを尋ねた。すると「ゼネラリスト」と回答した人が50.6%で、「スペシャリスト」と回答した人は49.4%と、ほぼ半々に分かれる結果となった。さらに、会社員としてキャリアを積みたいとする人は51.7%だが、会社員と副業の両立や起業・独立を志望するなど、「会社の枠にとらわれない」派も半数近い。なお、思い描いていたキャリアを積めていると答えた人は3割程度に留まるも、5年後の未来に期待を込める人は5割に及んだ。