2022年02月18日 15:19

ソラコムは、自社発行のSIMカードについて、従来のクレジットカードサイズの約1/4サイズとなるSIMカード(通称、エコSIM)の採用を開始した。
2021年4月、米国、欧州で「plan01s/plan01s-LDV」において先行的にエコSIM提供を開始した。いよいよ、2月より日本においても「planX3」においてエコSIMの提供をスタートする。エコSIMは、100%リサイクル可能なABSプラスチックで、重さはわずか4グラム。SIMカードは、台紙と使用時に切り取って利用するチップ箇所(SIM)が一枚のカードになっている。エコSIMは、従来のSIMカードに比べ75%小さく、台紙部分であるプラスチックの使い捨て部分を縮小した。これにより、100万枚のSIMあたり約4トンのプラスチックを削減できる。サイズダウンにより従来1000枚入る輸送箱で、1万枚収納可能。これにより、世界各地への輸送時を想定した試算によると100万枚のSIMにつき2トン以上の温室効果ガスの削減に寄与する。
ソラコムは、引き続き自社発行のSIMカードにおいて、エコSIMの採用を検討していく。加えて、わずか6mm x 5mmのサイズで機器に組み込めるチップ型SIM(emmbeded SIM、eSIM)や、通信モジュールとSIM/eSIMの機能を、1枚のチップ(SoC:System-on-Chip)に集約する技術規格iSIM(integrated SIM)など、カート型SIMを用いないSIMテクノロジーについても利用促進、研究開発も進めていく。