2022年02月09日 16:14

株式会社「プラグ」が提供するパッケージデザイン評価サービス「パッケージデザインAI」が、「金印」株式会社の新製品「わさびアイスクリーム」のデザイン開発に導入。AIが予測する好意度やイメージ、ヒートマップ結果を参考に、高級感や上質感を最大限に伝えるデザインが開発された。

「パッケージデザインAI」とは、920万人の消費者調査の結果を学習データに使い、東京大学と共同研究したシステム。51のカテゴリーで使用が可能で、性別、年代別にターゲティングが可能で、ターゲット層にささるパッケージ開発を実現する。消費者がデザインをどのように評価するかをAIが予測する「評価AI」と、デザイン生成と評価を繰り返し行い1時間で1000のデザイン案を生み出す「生成AI」がある。

今回、金印「わさびアイスクリーム」では「評価AI」を活用。1回目は3案を評価AIにかけ、好意度評価やイメージ、ヒートマップの結果を参考に、好意度が高く、「おいしさ」と「高級感・上質感」を最大限に伝えるデザインを選択。2回目は、1回目で総合的に評価が高かったデザイン案をベースに改良したデザインと、高級感を訴求したデザイン3案を評価AIにかけた。その結果、「おいしさ」を最も伝えることができている案を採用した。

同社ではこれまで社内の経験に基づいて行っていたデザインの選定を、パッケージデザインAIを活用することで、ターゲット層に受け入れられるデザインを選ぶことができたとしている。