2022年01月25日 15:57

電脳交通は、北海道登別市の「湯治型ワーケーション」プロジェクトの一環として、道南バスが運行する「期間限定スキー場送迎デマンドバスの試験運行」に配車システムを提供。運行管理をサポートする。
新型コロナウィルス感染症の拡大を受け、急速にリモートワークが定着し、ワーケーションの機運が高まっている。そこで北海道登別市では、温泉地で働きながら勤務時間以外は温泉を楽しむ「湯治型ワーケーション」を推進。勤務日以外は、滞在地から近い場所でアクティビティを楽しむこともワーケーションの醍醐味。そのために必要な移動手段として、大正14年の創業以来、道南・道央を中心に地域密着型で交通インフラを支えてきた道南バスが、期間限定のデマンドバスを運行することとなった。
今回の取り組みでは、道南バスが温泉街からカルルス温泉、スキー場までデマンドバスを運行する。電脳交通では、自社開発したクラウド型タクシー配車システム「電脳交通(R)」を応用。配車システムの提供・乗合バスの予約受付業務、および配車指示業務を行う。運行予定期間は令和4年1月15日~同年2月13日。
高齢化・人口一極集中で地方の公共交通機関の約8割は赤字となっており、営業撤退や縮小によって交通弱者の増加や交通空白地帯が拡大している。電脳交通では引き続き創業の精神と国連が定めたSDGsを尊重。「すべての人がいつでも生活に必要な移動ができる社会」と、「地域に必要な移動を支える交通事業者がいつまでも存続可能な社会」の実現を目指す。