2022年01月24日 15:59

日産自動車と凸版印刷、NoMAラボは、福島県双葉郡浪江町の協力のもと、浪江町在住の住民を対象に「なみえバーチャル商店街サービス」の実証実験を1月24日から実施する。

本サービスは、凸版印刷が提供する「VR買い物支援サービス」と、日産自動車が提供する「なみえスマートモビリティ」を組み合わせた買い物支援サービス。自宅にいながら、浪江町に拠点を置く3社(柴栄水産、道の駅なみえ、イオン浪江店)の売り場をリアルタイムで見て、商品を確認・注文できる。

利用者は、凸版印刷が提供する「VR買い物支援サービス」を使い、各店舗の商品棚に設置されたカメラの映像を、タブレット端末を介してリアルタイムに確認。実際に商品を手に取るような直感的な操作で選択する。複数店舗で実際の商品を見ながら直感的に買い物ができる本サービスの有用性、および利用者の利便性向上の検証を行う。

商品の宅配は、同地域にて実証実験中の「なみえスマートモビリティ」を活用。「VR買い物支援サービス」を使って買い物した商品を、店員がピックアップして「なみえスマートモビリティ」の車両に積み込む。旅客だけでなく荷物配送も同時に行う貨客混載サービスの対象店舗を拡大し、人口密度の低い地域でのモビリティサービスの事業性検証を行う。

購入から手元に届くまで一連の遠隔購買・宅配サービスの有用性を検証。それと同時に、新たに効率的な買い物手段を提供することで、地域での暮らしやすさの向上や、地域商業の活性化を図る。期間は1月24日~2月4日。