2021年12月23日 16:07

国内最大級の審査制の保護犬猫マッチングサイト「OMUSUBI(お結び)」は、2021年12月で5周年を迎えた。5周年に際し、最新の社会情勢とOMUSUBIの実績値の整理とアンケート調査を実施した。
OMUSUBIでは、信頼できる保護団体と協力し啓発・譲渡促進に努め、5年間で会員登録数は3.8万会員となった。前年比+72%、登録保護団体数は全国240団体(新型コロナ感染拡大前比較 +126%)と、審査制のマッチングサイトとしては日本最大規模に。特にコロナ禍で譲渡会などのリアルイベント開催が難しくなると、オンライン譲渡促進のニーズが高まり登録申請も増加。登録団体数は新型コロナ感染拡大前に比べ70団体以上増える結果となった。
今回、登録保護団体に、この5年間の保護犬・保護猫を取り巻く状況の変化を尋ねたところ、「良くなっている」と回答した団体が全体の70%に。状況の変化をポジティブに捉えている団体が目立った。具体的な声としては、「テレビ等で保護犬を取り上げていることも多く、保護犬の存在を知る方が増えた」「行政サイドでも殺処分を減らしたいと考えるようになってきた」など。認知の拡大、里親候補者・支援者の増加、行政連携によりポジティブな状況の変化を肌で実感しているようだ。
一方で、9%は「悪くなっている」と回答。「コロナ禍になってから山や公園、ゴミステーションに置き去りなどの飼育放棄の案件が続いた」など新型コロナ感染拡大による飼い主側の生活環境の変化などが引き起こす悪影響を理由に、悪化が指摘されている。