2021年12月21日 12:21

ひろの屋および北三陸ファクトリーは、日本の海を砂漠化から守り創られる養殖ウニ「はぐくむうに」を開発し、首都圏百貨店にて12月23日より試験的に販売する。
ひろの屋・北三陸ファクトリーは、北三陸の自然と人が産み出す最高の食材で最高の製品を創り、世界中の食を愛する人々に製品やその背景にあるストーリーを届けたい、という思いのもと「北三陸を世界に発信する」をミッションに、農林水産加工品の仕入れおよび製造・販売を行っている。
近年、藻場が消えてしまう「磯焼け」が問題とされている。「磯焼け」とは、大型の海藻の大部分が沿岸の一部で枯れてしまい、ウニやアワビなどの漁獲量が減少することを意味する。磯焼けには地球温暖化による自然環境の変化など、様々な要因が考えられるが、その一つが「食害」と呼ばれ、ウニ等が海藻を食べ尽くしてしまう現象。磯焼けの進行を止めるため、全国でウニの駆除が推奨されているが、駆除された痩せウニは商品価値がなく廃棄されているのが実情だ。
その中で、両社は、持続可能な地域・産業づくりを目指し、海の砂漠化とも言われる「磯焼け」問題を解決すべく、磯焼け海域に生息するウニを海から回収しカゴに入れ、上質な飼料を与えて実入りの良いウニを生産する仕組みを開発した。またそれによって生産された養殖ウニ「はぐくむうに」を都内百貨店にて販売開始する。
販売期間は、第1弾12月23日~、第2弾12月28日~。販売場所は、首都圏百貨店地下生鮮食品売り場(中島水産小売店店舗)他。