2021年12月20日 12:57

すぎとやまは、国内の杉を使った新しい天然繊維の木糸を小分け販売するブランド「KEETO(キート)」を立ち上げた。
同社の事業内容は、商品づくり/企画・デザイン・販売・パッケージ・ノベルティ製作、場づくり/ワークショップ・レクチャー・イベント企画。事例として、上勝町の杉の木を使った糸でタオル製品などがある。同社代表・杉山さんが「KINOF」のブランド立ち上げ商品企画を行った。
同社は、徳島県上勝町、面積の約90%が山林でほとんどが杉の人工林の日本によくある山あいにあり、山の手入れが行われなくなったことで身近に起こる環境の変化の話をよく耳にするようになった。私たちは色々な糸製品に囲まれて暮らしている。糸は、縫う・織る・撚る・組む・編むなど、どんな風にも使われていて暮らしに寄り添っている。今回、日本の林業や繊維産業の問題を解決する一つの方法として生まれた、日本国内の杉を使った新たな天然繊維の販売を開始。「KEETO」がたくさんの人を巻き込んでクリエイトされ、私たちの暮らしの中で当たり前に使われる第5の天然繊維として世の中に広がるよう活動していく。
第1弾として「KEETO」の特性を実感してもらうために「すぎのソックス」を製作。「すぎのソックス」は、「KEETO」を使った靴下で、天然の抗菌作用と速乾性に優れており、肌触りがサラサラと快適。伸縮性のない糸が日本の靴下製造技術で「KEETO」使用率88%を実現した。
価格は、「22-24cm」2530円、「24-26cm」2640円(すべて税込)※販売検討中。12月20日予約開始。