2021年11月09日 12:41

文響社は、11月12日、「泣ける日本史」を全国書店にて発売する。

同社は、「うんこ漢字ドリル」など、楽しさと実用性をかねた全く新しい作品を生み出している出版社。「泣ける日本史」は、理不尽すぎる人生を、なぜこんなにも強く生きられるのか?泣きながら、生きる力が奮い立つ「共感の偉人伝」だ。

現代も昔も、自分の力ではどうすることもできない、そして到底納得することのできない理不尽なことが、人生には度々起こるものだと思われる。歴史上にも、同じくそんな理不尽に巻き込まれた人々がいた。戦争・身分差・島流し・人質・側室・首さらしなど、理不尽のスケールも、時代が時代なだけに非情なものばかり。今回の本では、そんな絶望的な状況にもかかわらず、自分の人生を全うしようと、もがきつづけた人々の物語を集めている。掲載するのは、命をかけても自分を偽ることができなかった男「吉田松陰」、腐りきった権力を打ち砕こうとした人々「天草四郎」、憎しみが生み出した物語に書き換えられた人生「大槻伝蔵」、栄光を手にし損ねた鎌倉幕府滅亡の陰の立役者「護良親王」など。

悲しいお話ばかりだが、苦しみのどん底を経験した人の言葉には、むしろ生きる力が溢れている。逆境のなかでも、後悔しない生き方がしたくなる、勇気が湧いてくる歴史本となっている。19人の偉人の物語が、小説仕立てで載っており、各物語ごとに歴史的背景や用語解説も入っているので、日本史の知識がなくても大丈夫だ。

価格は1530円。発売日は11月12日。

文響社