2021年09月15日 18:10

河村電器産業と東海理化は、TOKAIRIKA Digitalkeyのスマートフォンで鍵の解錠・施錠ができるシステムを組み込んだ宅配ボックス「Rusupo with FREEKEY(仮称)」の開発を始め、2022年の販売を目指す。

オンラインショッピングなどのインターネット取引が増えるなか、注文者の不在による再配達が増えており、配送ドライバーの負担が問題となっている。近年、普及が進んでいる宅配ボックスは、不在でも荷物を受け取ることを可能にし、再配達の課題を解決する。また、注文者も荷物を受け取るために自宅に居る必要がなくなり、生活の時間に更なる自由が生まれる。

「RusuPo with FREEKEY」は、河村電器産業が受配電設備メーカーとして培った技術を用いた宅配ボックス「RusuPo」に、モビリティ分野で培ったセキュリティ技術を用いた東海理化のデジタルキーソフトウェアを組み込んだもの。これにより、東海理化のデジタルキー配信サーバーとの通信が可能となり、スマートフォンのアプリ操作による宅配ボックスの解錠・施錠が可能となる仕組みだ。デジタルキーを活用することにより、宅配ボックスに新たな利用価値が付加され、荷物の受け取りだけでなく、荷物の発送などのシーンにおいても利便性の向上を実現することが可能となる。

両社は物流や生活の課題解決・利便性向上に貢献するため、生活で利用する様々な「鍵」をデジタル化し、未来のスマートシティを支えるソリューションの開発に今後も協力して取り組んでいく。

河村電器産業 / 東海理化