2021年08月31日 11:45

トキワは、アジャイルプロダクトデベロップメント専用の開発・生産拠点「APD Lab.」を設立、同時に超高速・小ロットオリジナルコスメブランド開発サービス「TOKIWA KOBO(トキワ工房)」の提供を開始した。

同社は、大手ビューティブランドのカラーコスメ受託製造を中核として事業展開を行ってきた。カラーコスメ市場は訪日客の増加や大手ブランドのカラーコスメ強化を背景に拡大。しかし2019年後半からの訪日客の化粧品の買い控え、2020年以降のCOVID-19による市場の冷え込みなどにより、大きな変化が起こりつつある。また、持続的な社会に向けた廃棄ロスを削減するための適正在庫を推進する動きもより一層強まっており、多品種・少量生産の流れはカラーコスメ市場においてもさらに加速すると考えられる。

こうした背景を受け、同社は埼玉県川口市に、品質を維持しつつも小ロット対応を可能にする新たな受託生産事業モデル(アジャイルプロダクトデベロップメント=即時対応型製品開発)専用の開発・生産拠点「APD Lab.」を設立し、超高速・小ロットオリジナルコスメブランド開発サービス「TOKIWA KOBO」の提供を開始する。「TOKIWA KOBO」では、同社が知財を保有する様々な容器・部材の組み合わせることでデバコスクオリティのオリジナルコスメを1万種以上のなかからスムーズに開発。生産ロットを最小1000個から対応することで在庫リスクを低減。製品開発を最短60日で製造する即時性を持った開発により、シーズン内でのトレンドに応じた新製品の投入、製品改良を可能にする。

TOKIWA KOBO