2021年08月24日 17:38

クックパッドは、データやノウハウ、ネットワークを活用し、食に関わるメーカーの抱える課題解決をサポートする新事業「クックパッド・アライアンス」を開始。初期支援先企業として全国6社と提携し、ニーズ調査から新商品開発、販促、販路拡大、顧客獲得まで、多角的に事業を支援する。
長引く新型コロナウイルス感染拡大の影響により、個人消費が落ち込んでいる。特に、BtoCの中小企業・小規模事業者は消費動向の影響を受けやすく、食品製造業の99.5%を構成する中小企業・小規模事業者の経営環境は、厳しい状況にある。
中小企業庁によると、中小企業の付加価値の創出に向けた競争戦略として、特定のターゲットを対象に価格以外の点で差別化した製品やサービスを提供する「差別化集中戦略」を採る企業が多い。しかしながら、商材や販路、マーケティングに必要なデータの蓄積・ノウハウなどが乏しいため、ターゲットへのアプローチ方法が限られる、認知されにくいなどの課題がある。
「クックパッド・アライアンス」は、同社が持つ多様なデータやノウハウを活用し、食品及び料理関連メーカーの課題解決を支援する、マーケティングソリューションサービス。レシピサービス「クックパッド」のユーザー月間約5800万人の利用動向など、内食ビックデータの活用をはじめ、広告事業を通じて培ったノウハウ・小売企業とのネットワークなどを活用することが可能。売上拡大に必要不可欠な商品開発をはじめ、バリューチェーンの上流から下流まで多角的に事業をサポートする。