2021年08月24日 17:22

キユーピーは、市販用介護食「やさしい献立」シリーズの「舌でつぶせる」区分から、「たまごと野菜の雑炊」「鶏ときのこの雑炊」の2品を新発売する。

要介護高齢者の食事に関する悩みは、「食べられない」悩みが大半を占め、中でも「食の細さ」が上位に挙がっている。食事を残すことは、喫食者・食事提供者の双方にとってストレスになる一方、介護の現場では、「ごはん」は高齢者の好意度が高い。

新商品2品は、日々の食事に無理なく取り入れながら喫食量の改善につながるよう、あっさりと仕上げた雑炊。シンプルな味わいだからこそ素材にこだわり、焼津産かつお節のだしと国産コシヒカリを使用するなど、素材選定から味づくりまで同社コーポレートシェフ監修のもと開発を行った。雑炊と聞いて想起する、「だしの風味」「ごはんの白さ」「米の粒残り」「スープ感」「べたつきのない口当たり」を実現しながら、UDFとしての食べやすさも両立。また、高齢者に不足しがちなカルシウムを毎日の食事で無理なく補えるよう、キユーピー独自の素材である卵殻カルシウムを配合した。

なお、「やさしい献立」シリーズは、かむ力や飲み込む力に応じた食べやすさに配慮したUDF。容易にかめる・歯ぐきでつぶせる・舌でつぶせる・かまなくてよい・とろみ調整から構成。温めずにそのままでも食べられるため、外出先での食事や災害時の非常食としても活用できる。詳しくはこちら