2021年08月24日 13:50

日本出版販売(日販)は、8月23日~10月11日の期間中、ショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」と出版社によるコラボレーション企画「TikTok『#本の紹介』文庫フェア」を日販の取引書店約600店で開催する。
現在、書店店頭ではTikTokで紹介された作品が注目を集め、一般ユーザーの投稿をきっかけに売上を伸ばし、増刷や映像化につながる作品が相次いでいる。1月、一部の取引書店においてTikTokで話題の文庫作品をフェア展開したところ、購入者に占める10代の割合がフェア実施前と比べ、2倍以上(日販調べ)になり、10代を中心に訴求効果があることがわかった。日販ではこうしたニーズを受けて、TikTokおよびTikTokに力を入れている出版社5社とコラボレーションし、顧客体験の価値最大化に向けた、デジタル×リアルが融合した新たな取り組みを開始する。
同企画では、「本を読みたいけど何を読めばよいかわからない」という人たちに向けて、出版社5社が選ぶ「10代が夏に読むべき作品」を、各社のTikTok公式アカウントから紹介。紹介された動画は特設ページ「#本の紹介」にて公開される。これに合わせて、全国の書店約600店で「TikTok『#本の紹介』文庫フェア」を展開。TikTok上でも、フェア展開中の書店を紹介するなど、TikTokユーザーが書店へ足を運びやすい仕掛けを施す。
開催期間は8月23日~10月11日。開催店舗は全国の書店約600店舗。