2021年08月20日 15:43

ネオマーケティングでは、7月13日~15日(木)の3日間、全国の20歳~99歳の男女1000人を対象に、「環境保全」をテーマにインターネットリサーチを実施した。
まず、脱プラスチックにかかわる問題の認知度を尋ねたところ、どの問題についても認知度は約50%~60%前後となり、とりわけ「地球温暖化問題」が63.7%で、最も高くなっていた。「マイクロプラスチックによる生態系問題」も57.2%と、半数以上が認知。「マイクロプラスチック」という言葉や問題が、徐々に浸透してきていることがうかがえる。
容器包装については、環境負荷が高いと感じる人が最も多いのがPETボトル、それに次いでプラスチック容器となった。一方同じプラスチックでも、ラップや緩衝材等は「最もあてはまるもの」としては10%を下回る数値に。まずは、代替がききやすいPETボトルやプラスチック容器に問題意識が向いているのかもしれない。
製品に使われていたら従来より高額でも買いたいと思うフレーズは、「純国産」「地産地消」「オーガニック」などが挙げられた。また約半数が「あてはまるものはない」、つまり、魅力を感じるフレーズが商品に使用されていても、その分高額であれば購入しないと回答。しかし一方で、高額でも購入したい人の回答を見ると、「純国産」「地産地消」「オーガニック」「原料は100%リサイクル品を使用」等が上位に並ぶ。企業が自社の環境保全の取り組みをメッセージに組み込む場合、シンプルなフレーズで一目して内容を理解できるように気を配れば、その価値が伝わりやすいといえる。