2021年08月18日 18:24

東京コヤマプラスチックは、環境に配慮した新プラスチックキャップの開発市販スタートに向けて動き出した。従来品の見た目とほぼ変わらない品質で、燃焼時のCO2排出量約6割減となる。
近年、「SDGs」という言葉が日本企業にも浸透してきた。2016年にはパリ協定が策定され、日本も中期的目標として、温室効果ガスを2030年までに26%減(2013年度対比)を目指す、という国を挙げての活動となっている。プラスチック袋の有料化、ストローを紙仕様にするなど、日本企業の地球温暖化防止に対する企業努力は様々な場所で見られる。プラスチック業界も例外ではない。しかし「プラスチックと温室効果ガスの削減」という難題にどう対応していくのか、多くの企業にとって課題となっている。
エアゾール用キャップの有力サプライヤーである東京コヤマプラスチックは、5月17日、急速に進む環境対応への世界的な潮流にマッチする、「SDGs(持続的な開発目標)に寄り添う新エアゾール用キャップ」を開発市販する事を明らかにした。本製品は、外観は従来型キャップとほぼ変わらないことも特長の一つで、着色も可能。すべて国内生産で、納期・価格は受注量などに応じて相談可能。
同キャップは今後、同社グループ企業のクイックレスポンスの取扱エアゾール製品すべてに採用していく方針。SDGsへの世界的な流れにいち早く対応することで、業界の環境対応に積極的に貢献していく。