2021年07月29日 13:33

凸版印刷は、Interflex Investment Partnersの100%子会社で、食品などの軟包装事業を展開するInterFlex Groupの株式譲渡契約を締結し、7月23日に100%子会社化した。

凸版印刷はこれまで、欧米における透明蒸着バリアフィルム「GL BARRIER」の製造販売拠点として「TOPPAN USA ジョージア工場」を2016年4月に竣工。日本国内だけでなく、北米や欧州、中南米エリアへの販売を強化している。さらに、2021年度を初年度とする中期経営計画(2021年4月~2023年3月)を5月に発表し、基本方針として「Digital & Sustainable Transformation」を掲げている。中でも重点施策の一つとして、パッケージ事業においては、サステナブル需要の獲得と地産地消体制の構築によるグローバル展開を加速している。一方、InterFlex Groupは、1975年に創業し米国ノースカロライナ州にグループ本社を置き、各種食品向けの軟包装を製造・販売しており、北米に3カ所、英国に2カ所の製造拠点を保有し、約430名の従業員が在籍するグローバル企業グループだ。

凸版印刷は既にコンバーティング事業を展開しているアジア(インドネシア・上海・タイ)に続き、InterFlex Groupの持つ欧米のコンバーティング拠点を加える事で、グローバルに同社の包材を供給できる体制を整える。これにより、モノマテリアル材料を含めた包装材料から最終製品までをワンストップで提供することのできる、グローバルパッケージメーカーとなることを目指す。

凸版印刷