2021年06月18日 18:45

凸版印刷は、必要情報を入力するだけで事業計画書を手軽に作成できる、AIを活用した「事業計画書作成支援システム」を、今年5月に開発。5月20日より、凸版印刷の社員向け研修プログラム「新事業開発人財育成プログラム」に導入を開始した。

本システムでは、リーンキャンバスを参考にした所定のビジネスモデルフォーマットに、事業計画に必要な数値やテキスト情報を入力するだけで、事業計画書(財務諸表)を自動で作成できる。また、入力情報を基に自動で導出された財務諸表の各数値に対し、あらかじめ選択したビジネスモデルを踏まえた財務専門家の知見を組み込んだフィードバックを自動で表示。これにより、導出された財務諸表の妥当性を精度高く、即時に確認することができる。

加えて、あらかじめ利用者が選択したビジネスモデルに対し、専門家が選定した実在する企業の財務情報を複数掲示。作成した財務諸表と、選択したビジネスモデルを導入する企業の財務情報を瞬時に比較し、差分を表示することで、より精度の高い事業計画の作成を支援する。また、作成した財務諸表に対し、1000件以上の企業財務データを活用してビジネスモデルを解析。財務諸表の特徴が似ているビジネスモデルが表示され、利用者が気づいていない視点によるビジネスモデルの検討ができる。

同社では、今後も、AIを活用した「事業計画書作成支援システム」を活用し、「新事業開発人財育成プログラム」による新事業創出に貢献しうる人財育成を推進していく。