2021年06月08日 09:21

ニチバンは、天然素材で作られるセロテープを通じて環境問題をともに考え、行動を紹介する特設ウェブページ「セロテープでSDGsに貢献」を6月5日より開設した。

70年以上前から、同社はセロテープを天然素材の主原料で製造してきた。セロハンフィルムの原料は木材パルプ、粘着剤は天然ゴムと松脂などの天然樹脂が主成分で、巻心は再生紙。石油などの化石資源で作られているプラスチック製の透明テープとは違い、植物由来の再生可能資源で作られており、日本有機資源協会による「バイオマスマーク」認定も受けている。1948年の発売開始から現在までの、その販売量は長さに換算すると地球4500周以上。セロテープは家庭や学校などさまざまなシーンで活用されているが、多くの企業が再生可能原材料で作られたセロテープを通じたSDGs活動に賛同し、店頭での買い上げ済み表示や包装用、その他備品として導入している。

同社では粘着テープ製品の製造・販売だけでなく、セロテープが環境課題に貢献可能なサステナブルな製品であることの認知を高め、より多くの人や企業にプラスチック製テープではなく植物由来の再生可能資源から作られたセロテープを活用してもらうきっかけになればと考え、同ウェブページを開設した。SDGsや脱炭素などへの関心が高まる中、セロテープについての情報や導入企業の取り組みなど包括的な情報発信を行い、人々と一緒に未来の地球のことを考え、活動して行くことを目指している。

セロテープでSDGsに貢献