2021年05月27日 15:48

キヤノンマーケティングジャパン(キヤノンMJ)は、全日本空輸(ANA)とともに、非対面・非接触型「フラッパー付き自動ゲート」システムを構築。5月11日より、羽田空港の国内線保安検査場A、Bに導入した。
本システムは、乗客が保安検査場入口でバーコードまたはIC機能付きカードなどを自動読み取り機にタッチすると、黄色い保安検査証が発行され、検査証を受け取った後、フラッパーゲートが自動的に開く仕組み。導入以前は、係員によりバーコードまたはIC機能付きカードなどの確認を行っていたが、「セルフ化」することにより対面・接触回数を減らし、安全・安心な旅を提供する。
同社では、ネットワークカメラと画像解析ソリューション「Vision Edition」を活用。自動読み取り機にかざした情報をもとに、3色のLEDにより識別・判定した結果と、保安検査証の受領結果をネットワークカメラで撮影し画像解析し、フラッパーゲートを開閉させる。独自の映像技術やノウハウにより、精度の高い画像情報を「Vision Edition」で画像解析し判定することで、スムーズで効率的なオペレーションと不正侵入へのセキュリティ強化を実現した。
本システムは、現状の自動読み取り機を一切改修することなくシステム移行を行ったため、短期間に低コストでシステムを構築することができた。空港業務の自動化・省人化による生産性の向上を実現することで、新型コロナウイルス感染予防対策「ANA Care Promise」の取り組みを支援する。