2021年05月25日 18:05

MAKOTOキャピタルは、Adansonsと共同で、「LPガス需要予測に基づく料金体系シミュレーター構築の実証実験」のプロジェクトを実施し、LPガス需要予測モデル・シミュレーターを構築した。これは、東北のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進を支援することを目的としたもの。

本技術は、従来の業務プロセス全体の設計を見直しAI・デジタル技術を導入することで、プロセスから属人的な影響を除外し(デジタライゼーション)、業務の高度化を可能にする。またそれにとどまらず、本技術の出力結果を元にした適切な需要予測結果に合わせて様々な業務データと計数データを組み合わせることで、経営管理に資する仕組みを構築することができる。

2020年7月より、3社にて共同で「LPガス需要予測に基づく料金体系シミュレーター構築の実証実験」を目的にプロジェクトを開始。HL東北の全事業所のガス使用実績データとオープンデータ(多岐にわたる気象実測データ)、Adansonsのもつデータ処理技術を基礎として、予測モデル作成、このモデルに基づき使用量予測アルゴリズムを構築。精度の検証を弊社の伴走支援のもと、実施した。

その結果、本アルゴリズムによりHL東北全ての事業所において従来を大きく上回る予測精度を達成。予測誤差を大幅に改善することで、3%程度の使用量予測精度向上を実現した。