2021年05月07日 08:24

プリメディカは、Prodrome Sciences Inc.(PSI)との提携を強化し、PSIが新たに開発した、アルツハイマー型認知症の発症リスク検査「Prodrome-AD」を6月1日より提供開始する。

高齢化の進展に伴い、認知症患者は今後ますます増加していくと推定されている。認知症にはいくつかの種類があり、日本人に最も多いのは「アルツハイマー型認知症」で、認知症患者の約7割を占めている。「Prodrome-AD」は、アルツハイマー型認知症の発症リスクを評価する血液検査。認知機能の低下との関連性が確認されているプラズマローゲンという物質の血中濃度を測定し、アルツハイマー型認知症の発症リスクを評価している。同検査では血中プラズマローゲンの量が標準域とどれくらい乖離しているかを測定し、低リスク・中リスク・高リスクの三段階で評価。血中プラズマローゲンの量を測定することで脳の疲労度を把握し、認知症の予防、早期発見につながることが期待できる。

同社とPSIは既に、「Prodrome-AD」以外にもすい臓がん発症リスク検査「Prodrome-PAC」、大腸がん発症リスク検査「Prodrome-CRC」を提供している。今後も死亡率が高い、患者数が多い、医療費負担が重い、あるいはQOLが著しく低下する、といった疾患を予防していくための検査サービスを提供し、病気のリスク検査から始まる新しい医療を、医療機関をはじめさまざまなステークホルダーと共に推進していく。

プリメディカ