2021年05月06日 16:25

バリュエンスグループは、グループにおけるESG課題の優先度を示した図「マテリアリティ・マトリクス」を、コーポレートサイトで公開した。また、国内業界で初めて、ラグジュアリーリユース事業の環境フットプリント削減貢献量を測定・公開したことを明らかにした。

同社では、不要なモノを次に必要な方へとつなぐことで製品の寿命を延ばし、より多くの人がその価値を楽しめるようにするラグジュアリーリユースをビジネスの中核に置き、国内外への普及促進を通して地球環境へ貢献してきた。

今回、マテリアリティの高い課題の一つである「取扱製品フットプリント」に関し、ラグジュアリーリユースによる地球への環境フットプリント削減貢献量を可視化。「ニューラル」監修のもと「Valuence Resale Impact Calculator」を開発し、2019年9月~2020年8月に販売した商品の環境フットプリント削減貢献量を測定した。

その結果、二酸化炭素排出量 347万t、水使用量1億7千万㎥、エネルギー量1430万GJ、大気汚染物質であるPM2.5排出量147万tに上る削減に貢献したことがわかった。なお、347万tの二酸化炭素排出量は、アイスランドが1年間に排出する二酸化炭素量に相当し、その削減効果は2億4800万本分の杉を植樹した場合の二酸化炭素吸収量に相当する。今後同社グループは、本ツールのサービス化を目指すとともに、さらなるブランドリユースの普及促進を図る。