2021年04月28日 12:29

トライトグループは、介護・福祉業界で働く人に向けて、業界のAI・DXに関する最新情報を発信するメディア「AIケアラボ」を4月27日に開設した。

総務省の統計によると、日本の総人口に占める高齢者の割合は28.7%と世界で最も高く、高齢者や子どもの暮らしを支える人や技術を整えることは、今どこの国よりも重要だ。少子高齢化が進み人材不足も深刻化している中、2021年度の介護報酬改定では、ICTやIoTの活用によるサービスの質の向上や業務効率化の推進、また科学的裏付けに基づく介護(科学的介護)への加算導入が行われており、介護業界ではデジタル化が喫緊な課題となっている。

そのような現状を受け、同社では、デジタル技術を整えることと合わせてまずはケアの現場で働く人がそれらに関する情報を収集できる場所を設けることも必要だと考え、「AIケアラボ」の開設に至った。「AIケアラボ」は、業界初の介護・福祉分野に特化した、AIなどのデジタル技術によって人々の生活をより良いものへ変革することを意味したDXに関する情報サイトだ。介護・福祉従事者は、「AIケアラボ」にアクセスすることで、難しい印象がある最新のデジタル技術の情報に関して、理解しやすく、かつ正確な情報の収集ができるようになり、今後の職場環境におけるDX化への契機となる。

配信予定コンテンツ(一部)は、「アルツハイマー患者との『対話』を機械が助けてくれる未来について」、「ロボットの『心』が従事者に与える影響」、「ステイホームの安全はテクノロジーで守る」など。

AIケアラボ