2021年04月22日 13:13

サイボウズは、7月1日から、教員と保護者間における連絡のデジタル化を目的とした、「kintone(キントーン)」の学校向け新ライセンス「スクール&ペアレンツライセンス」を提供開始する。
同社が提供する「kintone」は、業務アプリ開発プラットフォーム。営業の案件管理、顧客からの問い合わせ履歴やクレーム対応の管理、プロジェクトの進捗やタスク管理、従業員の業務日報など、ユーザーの用途に合わせた業務アプリの作成が可能だ。
これまで教員と保護者とのやりとりは紙が中心となっており、教員の情報を集計する手間や、保護者の負担が課題となっている。さらに文部科学省は、政府のデジタル時代に向けた規制・制度を見直すという方針に則り、クラウドサービスを活用した教員・保護者等間における連絡手段のデジタル化を推進している。
一方同社では、PTAでの利用実績や埼玉大学教育学部附属小学校での実証実験などから、教員と保護者間での情報共有・連絡に「kintone」が有効であると考えている。こういった背景により、「kintone」をより多くの教育現場で使いやすくするために、教員と保護者間のコミュニケーションに目的を絞ったライセンスを用意した。これにより、教員と保護者間で児童生徒を通してやり取りされていた書面を減らし、双方にかかる手間を大幅に減らすことが可能になる。今後は「スクール&ペアレンツライセンス」の活用に関するセミナーの実施、教育現場での「kintone」活用事例の紹介などを行っていく予定だ。