2021年04月19日 16:06

ジェイ・エス・ビーとグランユニライフケアサービスは、ソフトバンクロボティクスの配膳・運搬ロボット「Servi(サービィ)」を、サービス付き高齢者向け住宅「グランメゾン迎賓館京都嵐山」に試験導入。日本では「Servi」初となる高齢者住宅での実証実験を、4月19日から23日まで実施する。

Serviは、高性能のセンサーを装備し、スムーズかつ安全な移動を実現。前方死角なしで、人や物を滑らかに避け、料理などを安定的に運ぶ。狭い通路では60cm幅まで通過することが可能で、人とのすれ違いもスムーズ。360°どこからでも料理などの運搬物を載せられ、重い食器や複数の料理なども一度に配膳する事ができる。

試験導入する「Servi」は、同社高齢者住宅の食堂スペースでの配膳と、食べ終わったあとの下膳を行う。「Servi」の活用により、配膳サービスの質を低下させることなく1名にて対応できる効果を見込んでいる。これまで「Servi」は飲食店などで導入されてきたが、高齢者住宅での導入事例はこれまでなく、今回が日本国内では初めての実証実験となる。

「Servi」の試験導入は、入居者及び従業員にとってより安心したサービスが提供できるよう、また従業員の負担軽減と生産性向上の両立を目的としたもの。ロボットと人間の共生という新しい取り組みが、入居者と従業員が安心で快適に過ごせる施設づくりにどう繋げていけるかを検証する。