2021年04月15日 18:09

paizaは、今年3月に、現役のITエンジニア向けに開発言語調査を実施。一番得意な言語や学びたい言語などを質問した。まず、自分が一番得意だと思う開発言語を聞いたところ、Javaが1位となった。さまざまなシステムに幅広く使用されていることもあり、業務経験を持つ人が多いためと思われる。2位以下は、Python、C言語、C#と続く。
今一番学びたい言語に関する質問では、Pythonが1位となった。文法が分かりやすくプログラミング初心者でも学びやすい点に加え、AIや機械学習でよく使われるため、近年は特に高い人気を誇っている。2位となったのはRust。2010年に登場したこの言語は、安全性、速度、並行処理に優れており、近年急速に人気を伸ばしている。
一方、企業が求める開発言語の経験について、paizaに掲載されている求人数では、JavaScriptが1位、PHPが3位となっており、ITエンジニアが得意な言語、学びたい言語とは少し乖離があることが分かった。
開発言語別に求人に記載されている提示年収の平均を算出したところ、平均年収1位となったのはScalaで、以下TypeScript、Go言語、Kotlinと、比較的新しい言語が上位を占めている。新しい開発言語は必然的に業務経験のあるエンジニアがまだ少ないため希少価値が高く、提示年収も高くなる傾向がうかがえた。