2021年04月15日 17:18

凸版印刷は「AI校閲・校正支援システム」を、2019年10月より提供している。このたび、本サービスの更なるユーザー拡大と利便性向上を図るべく、オンライン校正・回覧機能及びコミュニケーション機能を強化した。

媒体の制作過程においては、ファイルそのものを複数の担当者に向けて発信する確認依頼に始まり、各担当者が入れた指摘・修正指示の共有、及びその集約作業が大きな業務負荷となっていた。また、制作ファイルの共有や指示の意図を確認する必要が生じることや、人により修正指示の基準が異なることがあるため、対面でのコミュニケーションが必要となる場面も多く、リモートワーク下でこれらの業務をスムーズに実施することが課題となっていた。

今回のアップデートにより、赤字入れを同一ファイルに対し複数人で同時に、より手軽に行うことが可能に。さらに、関係者間で校正内容や疑問を共有し、速やかに解決・認識統一ができる。これにより、リモートワーク下での社内回覧・校正業務をより容易に行うことが可能となる。

また、自動チェック機能と組み合わせることで、アップロードしたファイルに対して、問題箇所にアラートが提示された状態から校正業務を開始することが可能。自動チェックを元に複数人で制作ファイルを確認できるため、リモートでの確認・校正業務を支援するだけでなく、作業者の負荷削減と効率化に貢献する。