2021年04月12日 12:21

ロート製薬は、社員の中から起業家を支援する社内プロジェクト「明日ニハ」を2020年4月より始動し、3月31日をもって新会社を3社設立した。

「明日ニハ」プロジェクト応募条件は、同社のビジョン2030「Connect for Well-being」にちなみ、「Well-being」に繋がる事業領域であること。予算は、健康社内通貨「ARUCO」を活用した社内クラウドファンディングにより出資額が決定する(社員から獲得した応援ポイントに応じて、同社がマッチアップし活動資金として支援)。挑戦者(明日ニスト)への支援内容は、初期投資費用(上記マッチアップ)、ロート製薬の資源活用、プロジェクト事務局による会計・法務上の知識サポート、セミナーやミートアップなどの機会提供。

今回設立した会社は、「TRESH合同会社」(食の科学技術を体験できるオンライン料理教室を主としたコミュニティ構築・運営)、「とよなかStyle合同会社」(豊中の新しい幸せの形を創ることを目的としたクラフトビールの醸造販売)、「アイフォースリー合同会社」(目薬瓶の廃プラスチックからリサイクルしたサングラスの企画製造販売)。

同社は社会に貢献する「自立した人」を輩出するため、これまでも複業解禁をはじめとしたユニークな人事制度や社内プロジェクトに取り組んできたが、社会課題に向き合い、自身の想いとアイデアをもとに起業する社員の支援を行うことで、会社の枠に捉われないマルチジョブな働き方を推進していく。

ロート製薬