2021年04月08日 16:31

ベル・データは、災害の想定避難者数や属性に応じた最適な備蓄計画、在庫管理を支援するサービス「BxLink(ビーリンク)」を、4月1日より提供開始した。

東日本大震災から10年を迎えた今なお、将来起こりうる災害への対策は十分ではない。日本は災害大国と言われるが、被災時や避難所の生活品質(QOL)は他の災害先進国と比べまだまだ低いのが現状だ。同社はQOLの中でも特に、「食」の問題に着目している。例えば国は地方自治体に対し、想定避難者数の3日分の備蓄を求めているが、高齢者・幼児・傷病者・持病を持つ方・特定の宗教の人など食の制限がある人は考慮されておらず、このような人々へ十分な食事を提供できない。「BxLink」はこのような要配慮者に対し、適切な食事や備品がいきわたり、高いQOLで避難所生活を送れるようにすることを支援する。

「BxLink」は、「備蓄計画支援機能」により、想定避難者の人数をはじめ、アレルギー患者割合や嚥下困難者割合等の食に制限のある人にも配慮した最適な備蓄食・備蓄品の在庫計画を立案することを支援。「備蓄在庫最適管理機能」により、防災備蓄食・備蓄品の在庫数、入手出庫管理、並びに消費期限を備蓄倉庫単位で管理する。「オペレーション支援機能」により、消費期限が近づいてきた食品・備蓄品については事前に担当者に通知することで、期限前の入れ替えやフードバンクへの寄付等を促進。「外部連携機能」により、政府の備蓄在庫システムや他の倉庫管理システム、またはBxLink同士のデータを連携するための方法を提供する。

ベル・データ