2021年04月02日 18:39

カミーノは、山梨中央銀行に対し、店舗で利用されるプラスチック製品の代替品となる環境配慮型素材製品を提供。4月1日より、同県富士吉田市の吉田支店において試験的な利用が開始される予定。今回は、カルトンと呼ばれる窓口で使われる小型のトレーや、来客用ドリンクカップや配膳トレーが対象となる。

カルトンの原材料には、透明度と耐久性が極めて高い植物由来(バイオマス)成分を主原料としたプラスチックを採用することで、同等の機能を有する一般的なポリカーボネートのカルトンと比べ化石資源を約60%削減した。また来客用ドリンクカップや配膳トレーの原材料には、古紙と植物由来生分解性プラスチックのポリ乳酸(PLA)から出来た新素材PAPLUS(パプラス)を採用した。植物成分が96%以上とほぼプラスチックフリーである同素材は、最終廃棄時には焼却に加え、回収後、破砕して再度融解し、成形をすることでリサイクルが可能であり、生分解性も有しているため、業務用コンポスト(堆肥化設備)においては数カ月、土中であれば3年~5年で水と二酸化炭素に分解される。

山梨中央銀行は、国内有数の豊かな自然環境に恵まれた場所を営業基盤とする地方銀行として、これまでも気候変動をはじめとする幅広い課題解決を目指す「SDGs(持続可能な開発目標)」などの理念を重視し、持続可能な地域社会の実現に「CSR(企業の社会的責任)活動」への取組みを強化している。今回の、環境配慮型製品の採用は、このような取り組みの一環として行われる。