2021年04月02日 17:38

ダイヤ工業は「障害者アートを活用したデザインビジネス展開事業」に参加し、障がいのあるクリエイターとプロのデザイナーのチームに、商品パッケージのデザインを依頼。同社の外反母趾用サポーター「シンデレラ」の限定パッケージとして使用し、5月頃、商品として発売する。

岡山県備前県民局では、平成30年度から2年間、「Ki-Bi lab. 48時間デザインFunRun事業」として、障害のあるクリエイターとプロのデザイナーをマッチング。障がいのある人の創作イベントを通じた商品化が試行された。3年目となる令和2年度は、障がい者アートを活用したデザインビジネス展開事業(愛称:デザインゴールズ)を実施した。

この事業の目的は、障害のある人の制作したアート作品の独創性を、自社の商品に活用したい企業とクリエイー、デザイナーをマッチングし、障がい者アートの新たな社会的価値を創出すること。それとともに、障がい者アートを活用したビジネスモデルを構築することにある。デザイナーは障害のある人の創造力や個性を活かしながらアイデアを形にして企業へプレゼンテーションを行う。採用されれば、企業と締結する契約に基づき、企業からロイヤリティーが支払われる。

今回、同社の外反母趾用サポーターである「シンデレラ」のパッケージデザインを募集。クリエイターとデザイナーの合計3チームに同社でプレゼンテーションを行ってもらい、社内での投票により、クリエイター石原明日香さんと、デザイナー西田草介さんのデザインに決定した。