2021年03月31日 18:42

アルマークが昨年リリースした遠隔支援サービス「プロサポート」が好調。2020年度は前年比140%のクラウド接続を見込んでいる。

昨今クラウド型のIoT産業用機器は増えたが、状況をモニターしエラー通知するのが一般的だ。「プロサポート」は「クラウド監視+トラブル解決」を一気通貫で行うサービス。現場に精通した同社技術員が状況を監視し、顧客要望に応じてリモート操作。現役技術員が迅速かつ的確な対応で、ユーザーが抱えうる問題を解消に導くことが可能だ。予防整備に力を入れてきたアルマークだが「インクジェット操作の手間を減らしたい」「生産を止めたくない」という利用者の声を汲み取り、簡単な設定やトラブルシュートする安心リモートサポートを行う。将来的には予知保全に向けて開発が進められている。

アルマークは、2019年よりクラウドベースのIoTモデル「リンクス8900プリンターネット」を販売して一定の評価を得た。プリンターはネットワークを経由してリアルタイムでクラウドに機器情報をアップ。最新の情報にwebブラウザからアクセス可能。プリンターの状態をユーザーと同社で共有する事ができる。

顧客側でもPCやタブレット・スマホを使い、ブラウザからプリンターの状態をリアルタイムでどこからでも確認でき遠隔操作にも対応。現場管理者が離れた場所にいても、印字内容をはじめ、現在の生産数(印字数)が確認できるなど段取り替えのタイミングを事前に予測可能だ。4月からは機器の診断レポート・ログを管理者への知らせる等サービスが拡充されていく。