2021年03月30日 12:40

チョーヤ梅酒は、2018年4月から社内ベンチャーとして運営している体験型ショップ梅体験専門店「蝶矢」事業を分社化し4月1日に「CHOYA shops株式会社」を設立した。

2018年よりチョーヤ梅酒内の一部門としてスタートした梅体験専門店「蝶矢」は文化都市である「京都」「鎌倉」に実店舗を構え、各産地の歴史や風土に根付いた、それぞれの梅の最適な楽しみ方を現代のライフスタイルに合わせて提案するべく、梅一粒から100通りもの梅酒、梅シロップづくり体験や梅のテイクアウトドリンクの提供など、梅の新たな価値を創造してきた。また、店舗のみでの体験、販売だけでなく1月からは各家庭でも梅体験を楽しめるオンラインストアもオープンした。

令和の時代を迎えた今、梅の産地では生産者の高齢化及び後継者不足の問題に直面している。その理由は人工的に梅風味の食品が作られるようになるにつれ、梅の需要が減ったことや、低価格競争による販売価格の下落が大きく影響している。事業創設から4期目を迎える今、生産者が後継者に安心して事業継承できるように、今まで以上に梅の新たな需要を創造し、日本の梅文化を次の世代に継承することを目指し、低価格競争とは一線を画すサステナブルなD2C型のビジネスモデルを構築するべくCHOYA shopsとして分社化を決定した。

今後、CHOYA shopsは全国各地に100品種以上ある梅を、いつでも、どこからでも買えるようなサービスを創ることで、梅農家の後継者問題を解決し、日本の梅文化が次の世代へ継承される社会の実現に貢献していく。

CHOYA shops