2021年03月25日 17:35

ロンドンを拠点にする建築家・リサーチャー集団「PLPアーキテクチャー」は、多様な文化と時の移ろいを表現する世界最高水準のスマートビルをロンドンで竣工した。

多様な文化が入り混じるセントラル・ロンドンの土地の寛容性を活かし、外観は遊び心のあるカラフルなデザインに。ガラスと素焼きタイルを使用したファサードは、時間帯や見る角度で色が変化する。ビル内部からは、チャーターハウス広場やマーケットを望むことができる。屋上のオープンスペース、設計に組み込まれた隣接するファリンドン駅など、周辺環境との調和やワーカーのウェルビーイングに貢献する空間を目指す。

テナントには、Tiktok運営会社であるByteDance社が、新たなイギリス本社ビルとして入居を予定。アムステルダムの「ザ・エッジ」やイギリスの「スカイ・セントラル」など、世界有数のオフィスビルをデザインしてきた豊富な知見を元に、一世を風靡するソーシャルメディアカンパニーの新たなステージを切り開くオフィスを実現する。

ビルのインターネット接続環境を格付ける「Wiredscore」で最も高い水準である「プラチナム」スコアを獲得した本社屋。高品質なデジタル・インフラに加え、建物の持続可能性を評価する「BREEAM」では、上位10%以内とされる「Excellent」ステータスを獲得。常にハイスピードな変化と隣り合わせのソーシャルメディア業界に求められる、世界でも指折りのオフィス空間となることが期待される。