2021年03月25日 16:07

不動産に新しい価値を創り出す「高木ビル」は、東京都内で飲食店5店舗を運営するPLEINと協業。高木ビルが運営する複合型レジデンス「BIRTH IN-RESIDENCE 麻布十番」1階フロアに、「BIRTH DINING by plein」を4月6日にオープンする。

2020年に倒産した飲食店は780件にのぼり、過去最多となった(帝国データバンク1月6日発表 「2020年1月~12月飲食店事業者倒産動向」)。新型コロナウイルス感染拡大による営業自粛や時短要請で売り上げが激減した上、毎月定額のテナント料が負担になったとみられている。

今回、高木ビルとPLEINで協業し構築するビジネスモデルは、「テナント料を変動費とする」「売上に応じて利益を配分するレベニューシェア型」で契約するもの。不動産会社は、最低限のテナント料は確保しつつ、テナントの売上が想定を超えた場合は従来よりも大きな収益が見込める。また飲食店は、不測の事態に陥っても、テナント料が大きな負担となる状況が回避できる。

「BIRTH DINING by plein」のコンセプトは、「麻布十番のネオ食堂」。飲食業界では、「食堂」は古くから気軽に飲食できる場として支持を得てきたが、時代の流れとともに少なくなっている。「BIRTH DINING by plein」は、できる限り「人が集まって食事をする楽しさ」を重視し、今の時代に合う「食を通じたコミュニケーションの場」を提供。ぬくもりのある街づくりに貢献していく。