2021年03月25日 12:36

インテージは、スポーツ中継内におけるブランド露出を計測するスポーツマーケティングの支援サービス「SEEC」(β版)の提供を、3月24日より開始した。

「SEEC」とは、同社が独自開発をしている自動動画解析AI技術を活用し、スポーツ中継などの動画データに対して、毎秒単位でブランド露出量を計測できるサービス。各種スポーツの運営母体は新規スポンサー獲得や継続的なスポンサー契約維持に、広告主は適切な露出監査や効果的なメディアへの新規出稿検討に活用できる。

同サービスでは、動画のフレーム単位でブランドロゴのサイズや位置を検出することができ、専用データベースから登録済みのブランドロゴ画像を探索することで、ブランド特定までを実施。ブランドロゴが露出したタイミングや秒数、検出数、面積を出力する。また、一部ブランドロゴが見え隠れするシーンにおいても、露出しているブランドロゴ画像の特徴から、ブランド同定をすることも可能だ。また、動画内に露出するブランドは秒単位で変化するが、そのブランドが露出するタイミングで何人の、どのような視聴者が視聴していたかを番組接触率(MGDP)と掛け合わせることで、推定することが可能になる。単純なブランド検出数ではなく、性年代や主購入ブランドユーザーなどの属性別で視聴ボリュームを算出することができるため、ブランド露出としての影響度をより正確に把握することができる。同サービスは、β版として先行リリースし、今後正式なサービス化を目指していく。

提供価格は1番組(1エリア)当たり70万円~(税抜、トライアル価格)。

インテージ