2021年03月25日 12:30

りぷらすは、介護する従業員を支える法人向けの介護離職予防オンラインサービスを開始する。
一般社団法人りぷらすは、2013年に東日本大震災の最大被災地である宮城県石巻市で設立した。子どもから高齢者まで病気や障害の有無に関わらず地域で健康的に暮らし続けることができる社会を創造するを理念に、介護障害福祉事業、コミュニティーヘルス事業、仕事と介護の両立支援事業を行なっている。
介護離職者は9万9000人、介護しながら仕事をしている人は346万人いると2017年の就業構造基礎調査では報告がある。さらに。新型コロナウイルスの感染に伴い、健康状態の悪化や社会的孤立が進行し、この問題はさらに深刻化している。介護保険サービスの利用者は、2020年10月は674名、2020年12月は486名と、約28%利用が減少した。このような状況から、介護者にかかる身体的、精神的、経済的負担は増大してきており、介護うつや介護離職のリスクが、2020年以前に比べると明らかに高まっている。
りぷらすでは、4月から新たにホームページを開設し、この領域の課題解決に進む。2016年より実施していた、介護離職予防の研修や介護者支援の取り組みを、オンラインでも提供できる体制を整えた。4月より、介護する従業員を抱える企業向けに、「介護離職予防研修」、「介護シミュレーション」、「個別相談、個別サポート」、「情報サポート」、「かいごカフェ」のサービスを提供する。