2021年03月22日 17:38

ハドラスが10年以上試行錯誤を重ね、完成させたガラスコーティング剤「HardoLass」シリーズ。本シリーズは、塗るだけで鉛筆硬度9H相当の硬さを付与し(防傷性アップ)、汚れにくくする効果も確認されている。製品の一つ一つに特徴があるが、その中でも最も特徴的な製品が「Dr.ハドラス」。
同製品は抗ウイルス・抗菌の効果を持ち、塗布したものも抗ウイルス・抗菌化する特徴がある。効果の持続期間は最長5年間を見込むことができ(使用条件による)、製品は第三者機関であるSIAA(抗菌製品技術協議会)に認証されている。これらのことから、このたび科学技術館は館内の接触感染リスク低減のため、「Dr.ハドラス」を導入した。
館内の展示物、トイレのドアノブなど、館内設備の中でよく手が触れて接触感染のリスクがある部分をコーティング。科学技術館ではほとんどの展示物が参加体験型であるため、従来の対策では細心の注意を払う必要があったが、コーティングにより安心感が生まれた。またこれまでは2時間おきに消毒をしていたのが大幅に軽減され、スタッフの負担軽減に大きく貢献した(科学技術館リリースPDFより抜粋)。
行政庁から公益性を認められた公益財団法人への施工は、ハドラスの施工としては初めてとなる。さらに博物館という公共性の高い施設への施工も初めてであり、抗ウイルス・抗菌という社会が直面する問題に対する社会貢献の意味合いからも重要な施工実績となる。