2021年03月18日 18:35

バカンは、日立製作所と西日本鉄道が行う実証実験に参画する。バカンが提供するリアルタイム空き情報配信プラットフォーム「VACAN(バカン)」を通じて取得した、福岡県天神・博多エリアの商業施設のリアルタイム混雑状況を提供。混雑状況は、日立が提供する実証用Webアプリ内で活用される。

新型コロナウイルスの感染拡大により、移動中の「密」の防止や不要不急の外出の自粛が求められたことで、公共交通機関の利用減少により交通事業者や沿線の商業施設は大きな影響を受けている。混雑情報や経路情報、店舗情報などを複合的に組み合わせ利用者に提案することで、人々の生活の質を向上と、交通事業者と商業サービスの持続可能な経営のサポートを両立する、新常態(ニューノーマル)に対応した仕組みを今回は検証する。

日立独自の「ナッジ(促す)応用技術」を活用し、公共交通機関利用者の行動変容を促す実証実験を、福岡県天神・博多エリアにて3月17日より開始。本実験専用Webアプリを用いて、実証実験の参加者が目的地までの経路検索を行うと、参加者の好みや、天候も加味した、交通混雑予報、商業施設のリアルタイム混雑情報などを踏まえた、混雑を回避するルートや時間の過ごし方などが提案される。 今回の実証実験では、この仕組みを活用して参加者の行動変容を促し、参加者と交通事業者、周辺の商業施設の三方がメリットを享受できる仕組みの構築を検証する。